『虚之杜』社務所より

situation started:2017/07/09 restarted:2019/10/28

久々にガンプラなど。

 理由もつけずにただただひたすら怠惰に過ごしていたが、重い腰を上げて手作業。とは言ってもガッツリ改造フル塗装とかいうハイカロリーな事が出来る程度には心身癒えておらず、故にほぼ無改造での作成となる。しかしながらまぁ欲は出るもので、チャレンジしてみたくなった面出し・エッジ出しなる作業と部分塗装、ちょっとした差し替えなどは行っている。
 使用キットはプレバンから到着以来開梱すらされずに積まれていたHGUCマドロック。改造する時に無意識に「本機は戦時中に行動不能になったとは言えそれはあくまで砲撃プラットフォーム兼パワーパックを損傷し戦闘能力を喪失したからであり戦後に於いては地上に残された貴重なRX78シリーズであること、また損傷にしてもRXシリーズ特有のユニット構造により修復も容易である為……」などと理屈を捏ねはしたが、まぁ手慰みの域を出ないので自己満足である。
 現状、正直言うと面白い作業ではない。延々と刃を滑らせ、ヤスリをかけ、吹いて拭いて見比べての繰り返しが続く。荒廃しきった卓上には有象無象のゴミやガラクタが散らばり、幾つかの道具はその姿を消した。まったくもって快適とは言えない。しかし片付ける時間的余裕も無い。
 このガンプラを完成出来れば俺はもう一歩前へ進めるんだとかいうアニメチックな台詞を吐くつもりもない。ただ、やってみたくなっただけなのだ。